なにわtech道 Deep Learning実装祭り!! に参加してきたのでそのメモ
TensorFlowで分かるディープラーニング
google 佐藤一憲
- 脳みそのニューラルネットを人工的に模した物
- データ分類の傾き(2次元・線形の場合、ニューラルネットで言う重み)を人間がやっていたのを学ばせる
- 勾配降下法
- google could datalabを使ったデモ
* 1段のニューラルネット- 手書き数字画像から数字を判断
- 784枚の学習画像、0-9の10枚の正解(ラベル)画像
- y = softmax(Wx+b)
- いきなりTensorFlowやるよりは、まずはオライリー、ゼロから始まるディーブラーニング、がおすすめ
- softmaxとは、1-10までの数値確率っぽいもの。すべてを足して1にする。
- トレーニング
- cross_entry = 判定時にどれぐらい間違ってるか。wを正解に近づけていく。
- 勾配降下法
- 学習先環境(gpu,cpu,tpu)とセッションを作る
- test
- accuracy 正解精度 91%
- true/falseではない、モヤッとしたデータをプログラムで扱える、というパラダイム・感覚が面白い
- 同僚の複数段デモ
- 複数段にする意味。隠れ層を足す。非線形も扱える。
- 問題に寄るニューラルネットの層・ノード個数は適当
- sigmodi関数よりreluのほうが学習効率がよい。理由は謎。
- 学習率に変化をつける。初期は高め、収束していくと、小さく。アダム。learning rate decay。
- overfitting過学習。dropout。ランダムにノードを削除する。91 -> 98
- 畳み込みネットワーク。convolutional layer。画像をピクセルではなく、画像のままとらえる。99
黒魔術(笑)で学習精度を上げている、とのこと
世界初CEVA社 DSP XM-4で動かすニューラルネットワーク その実力とは
夏谷 実(パソナテック)
- CEVA XM-4 とは、画像処理に強いプロセッサIP。汎用プロセッサに対するGPUの位置づけ。
- XM-4の評価依頼,「あ〜ん」までの46文字を学習。cで書いた学習式をSM-4用に変換。
- AlexNet 8層 googleNet 22層で検証
Intel FPGAのDeep Learning Accelerator IPとその開発手法紹介
竹村 幸尚 樣 (日本アルテラ株式会社) yukitaka.takemura@intel.com
- FPGA
- Deep Learning Accelerator IP 50-100万
- tipベンダーなので2方向
- クラウド分析
- 交通の安全性
- FPGAなので、色んなネットワークに対応
- AlexNet
- GoogleNet
- フレームワークCaffe
- 様々な要求への対応
- 画像サイズ
- フレームレート
- 精度
- 電力
- etc
- FPGA
- DSP
- ブロックRAM (ここを上手く使わないとGPUに勝てない
- プログラマブル配線
- CNNにFPGAに適している理由
- TFLOPの浮動小数点演算能力
- 8TB/s のメモリチップ帯域
(以下開発手法)
- mpression OpenCL ラボ(マクニカ)
TensorFlowの量子化について
夏谷 実 (株式会社パソナテック)
- TFUG(TensorFlow Users Group)立ち上げようとしている
- TPU
- 量子化を利用して計算速度向上
- AWS FPGS
- NPU,ALU
モルフォのディープラーニング分野での取り組み
森広 英和 樣 (株式会社モルフォ ネットワークサービス事業部 副事業部長)
- 事業内容、画像処理技術の研究開発、製品開発、ライセンシング
- Sumsung,LG,NTT
- デンソー
- 画質評価88点等、去年までトップ。今年、google pixelが89
- 実績
- 「マイポケット」写真自動分類(57種類)サービス。
- 七五三、入学式、誕生日、結婚式、お正月、クリスマス、宴会、お祭り、温泉、etc
- 構造物劣化診断
- 製造業・外観検査。良品不良品判定。既存アルゴリズムはチューニングに時間がかかる。
- 成人向けサイトフィルター
- グルメ情報サービス
- 「マイポケット」写真自動分類(57種類)サービス。
- 99.9%の認識率が求められる
- PDCA特徴
- GPU無しでもCPUで高速動作
- プラットフォームごとに最適化したCライブラリ
- Linux,Windows,Android,iOSなど
- アクティベーションマップ
- ニューロンの興奮度の可視化。ご認識時のフィードバック用。
- 西日本地域はアイテック阪急阪神様と業務提携
質問
- 99.9%精度の上げ方は?
- 入力画像の前処理・用意
- 画像データ用意できない場合は?
- 人工的に作る
- エンジンだけ提供して、お客様で学習させる
- 学習の精度を上げるコンサルティング
AI・IoT時代の新型OS「OPTiM Cloud IoT OS」を活用したディープラーニング事例
山本 大祐 樣 (株式会社オプティム 執行役員)
- 会社紹介
- 130名八割がエンジニア
- 東証1部上場
- NTT フレッツ光設定マニュアル
- AIを活用し自動でインターネット接続。様々なルータに対応
- MDMトップシェア
- Iot プラットフォームサービス
- MDMにモバイルをデバイスに広げてiot市場へ
- 山本さん
- OPTiM Cloud IoT OS 責任者
- IPAスーバークリエイタ
- 農業:病害虫検知
- 害虫駆除
- 撮影により食われた野菜の検知
- ピンポイント農薬散布
- 医療:眼底診断
- 熟練度に依る判断のばらつきを、画像解析で精度アップ。
- 課題
- 精度
- 性能とコスト
- AIエンジニアは時間がない 。精度を上げる作業で。そこでOPTiM Cloud IoT OS。
- OPTiM Cloud IoT OS
- デバイス管理
- リスト・地図から映像選択。映像にアドオン(害虫検知・人の人数検知)
農業AIハッカソンをやってみた
持田 宏平 樣 (株式会社セラク みどりクラウド事業部 事業部長)
- みどりクラウド
- 収量アップのための8項目のデータ収集
- アラート
- 初期費用68000〜
- ガラケー対応
- Azure Pass
- 負けない農業から儲かる農業へ
- 農業アイデアハッカソン
- 農業ビッグデータ+AIの可能性
- 2016/12 ハッカソン実施 様々なアイデア、農業AIが出来る前提
- 農業AIハッカソン @ TFUG
- 飽差(あとどれだけ空気中に水分が含めれるか)が適切な値が光合成が活発
- 飽差予測AI
- TensorFlow環境、AzureGPU2枚挿しのVM2台
総評
deep learningの学習させ方、と、deep learningの実際の導入事例の2つの側面どちらも聞けて有意義なイベントでした。前者はまだまだわからない点が多いので、今後も勉強が必要そうです。
あと、機械学習をさせるのって
- いわゆるAIエンジニア。パラメータ・手法のチューニング
- 入力データ・前処理・データ管理
が、いて、前者は前者で手一杯になるので、以外に後者の仕事も必要になるんだなというのが分かりました。
あとパソナテックさんのセミナールームまでの空間はなんだか不思議な場所でした。。。こちらの記事もどうぞ